玄米


お米をたいた御飯は日本人にとってメインの炭水化物です。

炭水化物を基礎代謝や活動するためのエネルギーに変えるとき、必要になるのがビタミンB1。
つまり、ごはんをたべるときは、ビタミンB1がはいったおかずをいっしょに食べなければ、せっかくとった糖分をうまくエネルギーに変えることができずに、脂肪としてたくわえることになってしまいます。

白米に精米するときにとりはずしてしまう殻やヌカの部分にふくまれるのが、なんとそのビタミンB1

せっかくとった栄養分を体のために使えるよう、炭水化物とビタミンB1が最初からセットになっているのが玄米なのです!!


玄米は、ビタミンB1が豊富だけど脂質が多い豚肉を食べなくても、エネルギーになる、太りにくい穀類。

他にも栄養分がたっぷりです。

外皮のRiceBranには、植物が子孫を残すため、紫外線や乾燥などから種子をまもるために装備したもの。
油分を含んでいて、そこに脂溶性のビタミンEや紫外線から種子をまもる抗酸化物質がふくまれています。

この外皮の部分からとったオイルが米油。


そんな玄米の何がすごいって、水につけて2〜3日すると発芽するところ!
なんと生きているのです。



相性のいい食材・調理方法

種子をまもるための殻をかぶった状態なので、わたしたちが栄養素をしっかり吸収するために、長めに水につけ発芽させて硬い殻を割らせてから食べたり、圧力鍋などで圧力をかけてやわらかくするなどの工夫が必要になります。


【極陰 陰 中庸 陽 極陽】

中庸

GI値(グリセミック・インデックス)

玄米は白米とちがって食物繊維や脂質をたくさんふくむので、GI値は低めです。

55



成分

  • γ-アミノ酪酸(GABA)
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ビタミンE
  • 食物繊維:有害物質の排泄機能
  • フィチン酸:放射性物質、化学物質の排泄機能
  • リノール酸:血中コレステロール減少


保存方法


選び方のポイント


お米は緊急事態にそなえて、国が備蓄しているほど日本人にとってきらせない主食で、つねに国産のお米が手にはいるようになっています。
そのせいで、お米に関してはという意識はあまりもっていませんが、水分が多くて、ふっくら炊き上がる新米がぼちぼちではじめる9月から10月ごろが旬といってもいいですね。

9〜10月


レシピ


栄養成分表(47gの玄米を炊いたごはん100gあたり)

エネルギー

165kcal

たんぱく質

2.8g

脂質

1.0g

炭水化物

35.6g

カリウム

95mg

カルシウム

7mg

マグネシウム

49mg

リン

130mg

0.6mg

亜鉛

0.12mg

1.04mg

マンガン

0.8mg

ビタミンB1

0.16mg

ビタミンB2

0.02mg

ナイアシン

2.9mg

ビタミンB6

0.21mg

ビタミンB12

0μg

葉酸

10μg

パントテン酸

0.65mg

食物繊維

1.4g


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