カボチャ



デザートにもアレンジされるほど糖分が多くあまい野菜のカボチャ。
あざやかな黄色い果肉は緑黄色野菜の印。βカロチンをはじめ、ヘルシー成分をたっぷりふくんでいます。

マーケットなどで一番よくみかける「カボチャ」は「西洋カボチャ」。
日本在来の和カボチャやハロウィンのオレンジ色のカボチャなどいろんな種類がありますが、わたしがもっとも活用するのは、あつかいやすくておいしい「西洋カボチャ」。

水分が少なくてあまみが強いので、煮たり焼いたり揚げたり蒸したり、どんな料理でも煮崩れせず、おいしくできあがります。



選び方のポイント

カボチャは収穫してから時間をかけてあまくおいしくなります。
1〜3ヶ月は出荷せずに貯蔵している間に、デンプンが糖にかわってあまくなると同時に、余計な水分がぬけてギュッと味が濃縮されます。

つまり、取れたてのみずみずしいカボチャよりも他の野菜ならちょっとNGな感じの古そうなものの方がおいしい可能性が高いのです!

しっかり時間をかけておいしくなったカボチャをみつけるためのチェックポイントは2つです。

  1. 皮の表面やヘタの部分が乾燥している
  2. ずっしり重い

さらに、ヘタの周りがへこんでいるとおいしいといわれます。


保存方法

カボチャは収穫後、貯蔵した方がおいしいくらいなので、常温で1〜2ヶ月保存できます。


相性のいい食材・調理方法

カボチャはβカロチンたっぷりの緑黄色野菜。
βカロチンは脂溶性なので、油といっしょにとると腸で吸収されやすくなるといわれます。

たとえば、カボチャをさらっと煮付けにするときにも、まずは油でいためるとβカロチンの吸収率がアップします。また、他にも

  1. カボチャの表面の水分をとばして、荷崩れしにくくする
  2. コクをだす

というメリットもあります。


成分

  • βカロチン:



収穫は夏。
収穫後1〜3ヶ月貯蔵しておいしくしてから出荷されます。



極陰 陰 中庸 陽 極陽

陽性


GI値

65


レシピ


栄養成分表(100gあたり)

エネルギー

91kcal

たんぱく質

1.9g

脂質

0.3g

炭水化物

20.6g

ナトリウム

1mg

カリウム

450mg

カルシウム

15mg

マグネシウム

25mg

リン

43mg

0.5mg

亜鉛

0.3mg

0.07mg

マンガン

013mg

ビタミンAレチノール当量

330μg

βカロチン

3900μg

ビタミンB1

0.07mg

ビタミンB2

0.09mg

ナイアシン

1.5mg

ビタミンB6

0.22mg

ビタミンB12

0μg

葉酸

42μg

パントテン酸

0.62mg

ビタミンC

43mg

食物繊維

4.1g


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