ジャガイモ






相性のいい食材・調理方法

ジャガイモは「ホクホク系」と「ネットリ系」、その「中間系」にわけられます。

ホクホクの代表は、まるくゴロゴロした形の男爵イモ。ポテトサラダやコロッケ、じゃがバターなど、ホクホクした食感と味を生かしたシンプルな料理にオススメ。

ネットリ系の代表は、細長くつるんとした形のメークイン。適度な粘度があって、煮込んでも煮崩れにくいので、おでんやカレー、シチュー、肉じゃがなど煮込み料理に最適です。

コロコロした形で赤い皮のアンデス。赤い皮のジャガイモは日本の市場にはあまりでまわっていないですが、これも実がつまって、煮崩れにくく、煮込み料理に使えます。味がしっかりしているので、ふかして食べてもとってもおいしいです。


ジャガイモはでんぷんでできているようなものなので、
ジャガイモを調理するとき、でんぷんは重要なキーになります。

1.ジャガイモは最後に切る!

ポトフなど澄んだスープにジャガイモを使うときは、煮込む前にささっと切るのがベスト。

皮をむいたり、切ったジャガイモからは、でんぷんがじわっと出てきます。
皮をむいたジャガイモを放置すると、でんぷんが表面を覆って、スープをにごらせてしまいます。


2.ビタミンの保護

でんぷんは、ジャガイモにたくさん含まれているビタミン類をつつみこんでくれます。
そのおかげで、ジャガイモは加熱しても熱に弱いビタミンCがこわれにくいので、
煮たり焼いたりふかしたり、いろんな調理が可能です!


春にとれたばかりの新ジャガは、皮がやわらかいので、包丁などでこするようにしてとります。
こすってとれないような皮は、たべられるくらい薄いはず。
有機栽培のジャガイモなんかは、タワシでよ〜く洗って、そのまま食べてしまいましょう♪





保存方法

ジャガイモは貯蔵性がいいはずなのですが、そのまま種芋になるので、貯蔵しているつもりが気づいたときにはにょきにょき芽が出てしまうことも・・・。

ジャガイモの芽には有害な物質がふくまれているので、芽の部分をたべることはできないし、「芽を出す」ことにおイモの部分の栄養分をつかって減らしてしまったり、とにかくジャガイモに芽をださせるといいことなし!

そんなジャガイモに芽をださせないために利用できるのは、なんと、りんご

リンゴが熟す仮定で発生するエチレンガスは、野菜をいたませると嫌われますが、
ジャガイモの発芽をおさえるのに大活躍。

ジャガイモの貯蔵袋にリンゴをいれておくと、発芽をおさえられるのです♪



ジャガイモメモ

ジャガイモを放っておくと芽がでるように、ジャガイモはそのまま「種イモ」になります。
ホームセンターなどで売られている「種イモ」は、病気になりにくいように滅菌したもの。

それを土へ植えると、そこから芽がでて、葉っぱがしげり、子孫をのこすためにたくさんの「種イモ」を地下につくります。

芽をだして、充分大きくそだつように、地下の茎に栄養をためたものが「ジャガイモ」なので、
栄養満点、エネルギーの宝庫なのです!

こうしてできたジャガイモを収穫して、食べているのです。そのころ、最初に植えた種イモはどうなったかというと・・・

黒ずんで、どろどろした物体に変わり果てていました...おつかれさまです。



  1. ジャガイモのイモとしてたべるのは「地下茎」という茎の部分
  2. 有害なジャガイモの芽は、らせん状に分布



成分

  • ビタミンC:ジャガイモのビタミンCはでんぷんに守られているので、加熱してもこわれにくい
  • カリウム:



レシピ