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サツマイモはビタミンCと食物繊維が豊富で、皮には抗酸化作用のある「ポリフェノール」がたっぷり。
実は、皮ごと食べれば、炭水化物やビタミンを一気にとれてしまうバランス栄養食なのです。
まず、知っておきたいのがサツマイモの品種。
関西のスーパーでは、「鳴門金時」光沢のある紫色の皮で、つるりとした表面、すこし細身のサツマイモが主流です。ほくほくしたクリイモの品種で、天ぷらやサラダ、味噌汁など、ホクホク感がおいしい料理にぴったり。
一方、関東のスーパーでは「ベニアズマ」というくすんだ色でぼこぼこした皮のどっしり大きいサツマイモが人気。水分がおおくてしっとりしていて、甘みがつよくて食べ応え充分!個人的には焼きイモに最適な品種だと思っていますが、天ぷらにしても鳴門金時とはぜんぜんちがう濃厚な味で超おいしい♪
価格といっしょにサツマイモの品種名まで書いていることはすくないけれど、生産地が「徳島県」の場合は「鳴門金時」のようです。
つまり、「徳島産」のサツマイモはクリイモが、「茨城産」のサツマイモはベチャイモが多い、ということを知っておけば、料理によって上手にサツマイモが選べるとおもいます!
品種にかかわらず、おいしいサツマイモを見分けるチェックポイントは...
これにつきます。
中から黒くてどろどろした液体がおイモのおしりからでているのも甘い証拠。実の中の豊富な糖分があふれてきているのです。ベニアズマによくみまれます。
南米原産のサツマイモは、寒さによわいので冷蔵庫はぜったいにダメ。
サツマイモは5度以下のところに保存すると風邪をひいて、まるでくさったような色や味、ゴリゴリした食感になります。
ちなみに、この部分には毒性があるので、ムリしてたべないように!
冬は常温でも寒くなり過ぎない場所で保存します。
サツマイモの主要成分はでんぷんと糖。
加熱する過程ででんぷんが糖に変化するので、調理方法によって「あまみ」をコントロールできます。
たとえば、低温で時間をかけてじっくり加熱する焼イモ。
サツマイモを最大限にあまくする調理方法といえます。
また、なるべく小さく火がとおりやすいようにカットして、強火でばばばっと調理すれば、ごはんとも合うあますぎないサツマイモ料理になります。キンピラや炒め物など、サツマイモをおかずに使いたいときは、高温で短時間調理が基本です。
夏の終わりから秋に収穫して、1〜3ヶ月貯蔵して、でんぷんを糖に変化させてから出荷します。
極陰
さむい冬にたべるとおいしいホカホカ焼イモ。
でも実は、暑いところでうまれたサツマイモはカラダを冷やす陰の食材。
しかも、冷え性の人や女性、冬にはサツマイモを食べるのは控えた方がいい、といわれるぐらいの極陰性質です。
温帯の日本でサツマイモを食べるときは、こんな注意が必要です。
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