りんご



体をひやす性質をもつことが多い果物の中で、中庸な位置にあるりんご。
冷え性の人や女性も安心してたべられる果物です。

しっかりした歯ごたえで酸味と甘みのバランスがくせになる「ふじ」(個人的に一番好き)、真っ赤で酸味がすくなくふわふわした食感の「ジョナゴールド」やドデカい「世界一」など、種類によってまったくちがう雰囲気の味と食感なので、いろいろ試すうちに好きなりんごがみつかるとおもいます。



選び方のポイント

りんごは種類によってやわらかさや食感、甘みや酸味のバランスなどが全然ちがうのですが、どんな種類でも共通しておいしいりんごをえらぶときのチェックポイントは3つです。

  1. 表面につやがあって、ベタベタしている
  2. 茎が太くてしっかりしている
  3. おしりが赤く色づいている

中でもわたしがとくに見る場所は、おしり

店頭できれいにならべてられているりんごをいちいち裏返して真っ赤に色づいているりんごをえらんで買って帰ると、まず、はずれなし。完熟で蜜がはいった蜜りんごをゲットできる可能性もぐんと高くなります。



保存方法

りんごは低温にすると果糖が増えるので、冷蔵庫や屋外に保存した方があまくなります。
冷蔵庫に入れる場合は、ちょっとだけ注意が必要。りんごからエチレンガスが出るので、このエチレンガスが他の野菜をいためることがあるのです。袋などにいれて密閉してからが安心です。

ちなみに、エチレンガスはキウイをやわらかくあまく熟すのを手伝ったり、じゃがいもの発芽を抑制する効果もあります。ジャガイモやキウイを保存しているときは、りんごのエチレンガスも上手につかってみて!



相性のいい食材・調理方法

りんごにふくまれるリンゴペプチンは腸に住む善玉菌の大好物なので、りんごをたべると善玉菌は大喜び。
どんどん増えます。
善玉菌が住みやすい腸はヘルシーなカラダの必須条件
これが「1日1個のりんごで医者要らず」といわれる所以です。

「りんごを食べよう」とすると、皮をむいてくし切りにして、芯をとって、生のまま食べる、のが一番「ふつう」と思われている食べ方かも。

このとき、芯の部分をがっつりとってしまうことが多いようですが、食べられない部分はほんのすこし。

芯のまわりは「蜜」がつまっていることもあるので、なるべく、捨てる部分はすくなく、ギリギリまで食べてしまいましょう!

リンゴペプチンは、加熱するとその効果は倍増するので、りんごを焼いたり煮たりするのもオススメ。
加熱調理するには、ふじや紅玉など、酸味がほどよくあって歯ごたえのしっかりした品種のりんごの方が煮崩れないし、おいしいですよ。


成分

  • ペクチン:整腸作用
  • りんご酸:疲労回復
  • カリウム



収穫は8月〜11月。
最近は倉庫の貯蔵技術がかなり上がって、りんごのおいしさや栄養分をそのままに保存できるので、1年中、おいしいりんごが食べられます。



極陰 陰 中庸 陽 極陽

中庸

体をひやす性質をもつことが多い果物の中で、中庸な位置にあるりんご。
冷え性の人や女性も安心してたべられる果物です。


GI値

39


レシピ



栄養成分表(100gあたり)

エネルギー

54kcal

たんぱく質

0.2g

脂質

0.1g

炭水化物

14.6g

カリウム

110mg

ビタミンC

4mg

食物繊維

1.5g


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