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「畑の肉」といわれるほどタンパク質がぎっしりつまった大豆は
動物性のお肉や魚、乳製品を摂らないベジタリアンがタンパク質を補うためになくてはならない存在。
肉食の文化がなかった日本では、弥生時代から栽培されてから、味噌、醤油、納豆、豆腐、きなこ・・・
大豆からつくられた食材が数多くあります。
「大豆」といっても、納豆や黄色いきな粉につかう白い大豆、おせち料理に登場する甘い煮豆は黒い大豆、青いきな粉はみどり色の大豆。
ぜーんぶ「大豆」ですが、栽培方法も配合成分もちがうので、別物としてとらえた方が混乱しないかも。
たとえば、黒豆は抗酸化成分のアントシアニンのせいで黒いので、「黒豆=健康」というイメージがありますが、黒豆は白い大豆とくらべてタンパク質がすくなく、代わりに糖分がおおいので、単純に白い大豆と置き換えると、タンパク質の補給が不十分になることも。
優劣をつけるのではなくて、みんなのいいところを見つけてあげましょう。
農林水産省の「平成16年 食料自給率資料」によると大豆の国内自給率はたった3%。
原産国や遺伝子組み換え大豆なのかがチェックポイント。
大豆は遺伝子組み換え技術がすすんだ農作物ですが、
農家では「組み換え」と「組み換えなし」の大豆を混ざらないようにエリアをわけて管理しながら栽培しているので、手間隙をかけた「遺伝子組み換えじゃない」大豆を出荷するときは、もれなく「組み換えじゃない大豆」と自信まんまんに明記してあります。
大豆は乾燥させた状態で売られているので、そのまま保存できます。
大豆は乾燥させた状態で売られています。
大豆は殻がかたくて消化がわるいので、なにをするにも
まずは一晩水につけて、乾燥したかたい殻に水分をじっくりふくませることで
やわらかくする作業が必須です。
そんな消化がわるい大豆なので、日本人は、微生物のパワーを利用して
人間の消化器官で消化吸収されやすいところまで分解させた食品を考えました。
それが、納豆、味噌、しょうゆなどの発酵食品です。
中庸
30
夏大豆、秋大豆、中間型大豆がありますが、どれも刈り取った後、干して乾燥させて、脱粒してから保存するので、1年中いつでも大豆は手に入ります。
エネルギー |
417kcal |
---|---|
たんぱく質 |
35.3g |
脂質 |
19.0g |
炭水化物 |
28.2g |
カリウム |
1900mg |
カルシウム |
240mg |
マグネシウム |
220mg |
リン |
580mg |
鉄 |
9.4mg |
亜鉛 |
3.2mg |
ビタミンB1 |
0.83mg |
食物繊維 |
17.1g |