ベジタリアン

ベジタリアンの歴史はふるく、思想によって細分化されていてかなり複雑です。
「肉や魚をたべず、野菜や穀物をたべる人たち」のように一言ではあらわせません。

たとえば、魚や貝をたべてもOKなゆるいベジタリアンから、乳製品もダメ、卵NG、動物性のものがいっさいかっさいダメ、とか、問題なくたべられるはずの野菜や穀類も有機栽培のものしか食べない、革製品を身に着けない、などきびし〜いベジタリアンもいます。


,ヴィーガン,動物性の食品をいっさい口にしないだけじゃなく、革製品、動物実験をおこなった化粧品も使用しないなど、徹底したベジタリアン。
,ラクト・ベジタリアン(Lacto vegetarian),牛乳やチーズなど、乳製品OKのベジタリアン。
ヨーロッパなど伝統的にチーズの食文化がある地域に多い。
,ラクト・オヴォ・ベジタリアン(Lacto ovo vegetarian),乳製品と卵がOKのベジタリアン。
,フルータリアン(Fruitarian),動物や魚だけじゃなく植物にたいしても「不殺生」なベジタリアン。
穀類や葉菜など、収穫することでしんでしまう野菜や穀類はたべずに、収穫後も植物の命が存続する果実のみ食べる。
,ペシェタリアン(Pescetarian)・ペスコベジタリアン(Pesco vegetarian)・フィッシュベジタリアン(Fish vegetarian),穀類、野菜、魚をたべる魚介類OKのベジタリアン。
ベジタリアンというよりも昔の日本人はみんなコレだったといえます。卵や乳製品をたべるかどうかでまた分類されます。


こういう風にみていくと、ヘルシーかどうか、というよりも「思想」的な意味合いがつよいですね。