ヴィンチェファミリーは4人+3匹家族。
ジェノバではたらくいそがしいサラリーマンのヴィンチェは、勝手にもっていたイタリア人の「調子がよくて、いいかげん」というステレオタイプとは間逆の、おだやかでやさしい雰囲気。
だけど、予定が少々ずれこんでも、ちょっとした事件がおきても、あわてず、さわがずの肝っ玉はやっぱりイタリア仕込み。
オーガニックガーデン作りと料理が得意なヴィンチェの奥さんパオラは、ナチュライフ式スローライフの天才!
おじいさんやお父さんから学んだオーガニックガーデンの世話をして、ベジタリアンの料理や地方によって微妙にちがうイタリアの郷土料理、もちろん日本食にも興味深々。
まさにイタリアのマンマといった感じの大らかなヴィンチェのママとガーデン作業がなによりも大好きな豪快パパは、日本人がもっている「イタリア人」のイメージそのもの。
あかるくて、たのしくて、おおらかで、あったかくて、ほんとに豪快。
そして、ヴィンチェに不思議な名前をつけられた3匹のネコたち、クーバ、タオ、プーク。
子どものころ兄弟でおなかをすかせていたところをパオラのパパに発見されて、ネコが大好きなヴィンチェファミリーの家にやってきました。
3匹とも人なつっこいのに、ひろいガーデンをぶらぶら歩き回ったり昼寝をしたりする姿はちょっとたくましい。実はヴィンチェファミリーの方針で、飼い猫といえど、なるべく自然にちかいカタチで生活できるよう、ネコが活動的になる夜は外ですごすようにいます。
人間が就寝する時間になると、ヴィンチェは
「さぁ、狩りの時間だよ」
といって、ネコたちを外へ。
暗い寒空へ放り出してしまうことは人間の目線では「かわいそう」だけど、暗いところでもバッチリ目がみえる夜行性のネコにとって、夜に狩りをするのはとてもナチュラルでヘルシーなこと。
ヴィンチェファミリーは、なんとネコたちまでNatulifeでした!