水菜は京都の野菜ということで「京菜」、とも呼ばれて、しゃきしゃきした歯ごたえとくせのない青い味で、冬のお鍋に、サラダに便利な野菜。
実はプランターで年中簡単に栽培できるのです。
水だけで育つことから名前がついた「水菜」は、その名のとおり、水さえあげておけばすんなりそれらしく育つので超カンタン。ずぼらさんでも大丈夫。
水菜のように葉っぱをたべる野菜は、ちいさい株でもおいしく食べられるので、大きくならなかったらどうしよう、花が咲かなかったらどうしよう、実がならなかったらどうしよう、みたいなプレッシャーがなくて、心配性さんにもオススメ。
秋に種をまいたときは、虫の被害もすくなく、どうしても虫と仲よくなれない人にうれしい。
1. 種まき
有機土をプランターに入れます。種を筋状にぱらぱらまいて、うすく土をかぶせます。ほとんどの種が発芽するので、それをみこしてどっさりまき過ぎないように注意します。あとは「芽が出ろ〜、芽が出ろ〜」と念じながら、発芽するまで毎日水を与えましょう。
2. 発芽 3〜5日
何の音沙汰もなかった土から、ある日突然、ちっさくてかわいいふたばがいっせいにとび出してきます。筋まきに失敗すると、芽がかさなりあって、ギュウギュウになってしまいます。
3. 間引き(1回目) 1週間
混んでいるところの芽を間引きします。種をまくときにどどっといってしまったところは、芽同士がからみあってめんどうなので、ごっそり間引きます。間引いた芽は、貝割れ大根感覚でふつうに食べられます。
4. 間引き(2回目) 2週間
そろそろ水菜らしい葉っぱがでてくると「優秀な株」と「先行き不安な株」がみえてきます。ひょろひょろ株やちび株、へんなところに生えた株をねらって間引きます。残した優秀株はしっかり根をはれるように土を固定します。
5. 間引き(3回目〜) 収穫まで随時
2〜3週間後以降、どんどん葉がでて混んでくるたびに間引きます。
6. 収穫
ジワジワと大きくなって、20cmぐらいに成長して葉っぱがあのカタチになれば「小株」として収穫できます。子株は葉がやわらかいのでサラダがおすすめ。スーパーで売っているぐらい大きくそだてようと思えば、まわり20cmくらいの株を間引いて、気長にそだてましょう。寒いと成長はゆっくりですが、時間がかかればかかるほど、味のこいい水菜になります。
3月〜11月ごろまで。
種まきから1〜4ヶ月後には水菜として収穫できます。
水菜はアブラナ科の野菜なので、菜の花が咲きます♪